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Q&A 建設業の労災保険について

Q.労災成立票について教えて下さい。

当社は労災に加入している建築業者です。そこで少し調べてわからなくなったのですが、「有機事業」や「一括有期事業」とはなんでしょうか?

また、労災成立票の一番上の労災成立日の欄は、会社が労災に加入した日で良いのですか?もしくは、労災は現場ごとに加入した日ですか?

 

A.「有機事業」や「一括有期事業」とは何か

まず、原則からご説明します。

建設業以外の一般の事業(製造業、サービス業)では、事業所(工場、お店)ごとに労災保険に加入しますが、建設業では、一つ一つの工事・現場が労災保険加入の対象単位になります。元請・下請・孫請といろいろな業者が参加し、一体となって工事を進める建設業の現状に合わせているわけです。

また、建設工事は、目的となる建造物(ビル・道路・トンネル等)が完成すれば終了しますので、それまでの元請・下請の関係も解消されるので、工事が開始日から終了日までの期間限定で保険に入ります。このように「期間が有る事業」のことを「有期事業」と呼んでいます。

具体的には、それぞれの業者ごとに労災保険に入るのではなく、現場全体をまとめて元請業者が労災保険に加入する形になります。

元請業者が、工事を1件始めるたびに労災保険加入の手続きを取って保険料を納め、終わったら終了の手続きを取って保険料を精算するのが原則です。

次に、例外というか実態をご説明します。

短期工事や小規模な工事まで含めれば、建設工事は日本中で数え切れないほど行われており、その全てに適時労災申請すると、現場も労働基準監督署もやってられません。

そこで、一定以下の規模の工事については、1年分の元請工事(有期事業)をまとめて(一括して)保険に入る「一括有期事業」制度を作りました。
「一括有期事業」に該当するかどうかは、請負金額が1億9000万円以下の工事かどうかによります。中小規模の工事であれば、ほとんど該当しますね。ですので、建設業者様が加入されている保険のほとんどは、一括有期事業として加入されていると思慮します。

よって、現在、加入されていらっしゃる保険が一括有期事業の保険であれば、年に1回の保険申告手続きの際に、その工事を申告するだけでOKです。

ただし、以下の手続きをする必要があります。

  1. 工事を始めた翌月10日までに管轄の労働基準監督署に「一括有期事業開始届」を提出すること
  2. 現場に「労災保険関係成立票」を掲示すること

 

A.労災成立日の欄は、労災の加入日か、現場ごとの加入日かの回答

ご質問の「保険関係成立年月日」欄ですが、以上でご説明しましたとおり、一括有期事業の場合は、労災保険に加入した日ということになります。

加入手続きの際、労働基準監督署に「労働保険関係成立届」という書類を提出し、控えをもらっているはずで、それに加入した日(労働保険関係成立年月日)が書いてあります。

もし、紛失してしまった場合は、労働基準監督署に尋ねれば教えてくれます。

 

 

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